第二十五章 その殆どが毀損した多量の破損した章からのいくつかの断片

断片1

おお、包まれて眠っている魂よ、そなたがそこから飲むことが出来る内部の生命の泉を知らぬ者よ、我らの周囲にぐるりと存在する鼓動を打つ生命に無感覚なる者よ、今がそなたの時間である。偉大なる覚醒の為に自ら準備するが良い。そなたが「神聖なる神秘の社」(Sacred Temple of Mystery)の中の荘厳なる扉の前に立つが如く、知恵の明るい光がそなたを取り囲む為に待っている。

地上の生命の暗き陰影の只中において「真実」(Truth)の光は確かな導きとなり得て、それは貴方が永遠なる霊の行く先を見出すことを可能とする確かな助力となることが期待されても、貴方は自分の内部の知恵について無知であるという訳では無い。それは「西方の」(Western)帳の向こうの神々しい場所における永遠なる人生への鍵となるのである。

おお注1、我が魂よ生きよ、目覚めよ、我が声を聞け。我が愛と犠牲が空しくなるような事はするな。我が希望の全てが墓の中で塵となるような事はするな。愛は土くれとなり、そして希望が砂となることなどあり得ようか?それは無い。というのも、墓所と言うのは、人間の性質を気高くする崇高なる属性の目的地では無いからである。

外の柱に書かれているが如く、人間は水中で燃える炎のようなもの。彼の魂は、それが花咲くために目覚めさせる太陽の口づけを待つバラの蕾のようなもの。彼の性質は絶えず夜に伴われている昼のようなもの。

断片2

私は、「真の神」(True God)そして「あらゆる名を知る者」(Knower of Every Name)であられる「名状し難い神」(Nameless God)を称賛しましょう。「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)に万歳!

いと高き「天界」(Heavens)は我が声の響きを聞くでしょうし、その大声は広範囲に及ぶ国土にわたって響くでしょう。その声は「赤い国家」(Red Land)を通じて鳴り響くでしょう。我が歌は風の翼に乗り、我が喜びは大気の耳へと囁くでしょう。「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)に万歳!

私が人々の間で「真の神」(True God)のやり方を言い触らすことが出来るように、私は熱心に啓蒙と知識を求めましょう。というのも、それらは神秘的なやり方であり、簡単に理解することは出来ないからです。人間は無知の流砂の中でのたうちまわり、そして極端な努力によってのみ、自分を救い出すことが出来るのです。「偉大なる監督者」(Great Overseer)よ、私に理解する能力を御認め下さい。「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)に万歳!

私は人々に言います、「「偉大なる者」(Great One)を、同じ太陽の元に住む者たちである貴方方の子供に、身分の高い者たちに、そして身分の低い者たちに、そして未だ生まれていない世代に布告しなさい。時間の回廊を将来へ向かって反響する歌を歌いなさい。」「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)に万歳!

「空中の鳥たちと共に「神の」(His)賞賛を歌いなさい。水中の魚たちに、地中に隠れている生き物たちに、そして地を歩くまたは這うものたちに「神」について(of Him)語りなさい。」「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)に万歳!

「全てのものに「彼を」(Him)布告しなさい。というのも、「彼」(He)は「全ての神」(God of All)であり、「彼」(He)はその憤りが日没の日と共に沈み、そして朝には曙光のもやと共に発つ「偉大なる憐み深き者」(Great Compassionate One)であるからです。」「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)に万歳!

時折、寂しい夜警の時に、私は不思議に思います。「貴方」(You)は「貴方の」(Your)お顔を私より背けられましたでしょうか?「貴方」が無応答なのは、私が何をしたというのでしょうか?私は「貴方の」(Your)言葉に従わずに別な具合に生きて来たことがありましたでしょうか?おお、「地上の偉大なる監督者」(Great Overseer of Earth)よ、私への「貴方の」(Your)ご意思は何でありましょうか?

断片3

おお、我々の必要を永遠にお察しなさる「偉大なる者」(Great One)よ、人間の「監督者にして親方」(Overseer and Taskmaster)よ、憐みを持って我々を見下ろし、貴方の従順なしもべたる我々にあまりにも大きな重荷を載せないようにされ給え。我々は骨を折らねばなりません。というのも、そのようにして、我々はより高い存在の状態へと準備をするからです。しかし、我々に辛抱し給え。というのも、時折、我々はうんざりし、そして仕事で躓くことがあるからです。

ここでは、我々は自分自身の企みの犠牲者として堕落したり、我々の存在の連続を絶望して罵ったりするので、我々は自分自身が結んだ結び目を緩めて、かくして自分自身を開放する方法を知りません。我々は自分自身で編んだ網の中でもつれているのです。我々を、「貴方の」(Your)しもべを、助ける為に、「貴方」(You)の方に向けさせ給え、「偉大なる者」(Great One)よ。我々の運命は貴方の掌の上に保持されていて、一方未来は貴方に見えており、それは未決定の巻物の上に書かれています。

「神々しい者たち」(Glorious Ones)が勤行として「貴方を」(You)崇拝し、指導の言葉に従うことを通じて仕えます。このように、地上に束縛された霊たちは「貴方を」(You)崇拝し、この世を去りし者たちの霊魂も「貴方を」(You)崇拝し、そして被造物の全体が「貴方を」(You)崇拝します。

我々、「貴方の」(Your)しもべは、「貴方の」(Your)勤めに対する継続的かつ永続的な献身をご提供します。我々は他の者たちのようではありません、おお、「偉大なる者」(Great One)よ。というのも、我々は、崇拝と献身は単なる言葉と儀式だけを意味するのではなく、勤行と費やされた活動を意味することを良く承知しております。

「貴方の」(Your)霊は人類を慰めるそよ風を支配します。「貴方」(You)は肥沃さをもたらす雨をもたらし、「貴方の霊」(Your Spirit)は「大地」(Earth)の子宮の中の種子を活気づかせます。鳥たちの歌は「貴方」(You)の知識によってもたらされ、そして野獣たちは与えられた獲物の内に喜びます。

「貴方」(You)は、「普遍的なる存在」(Universal Being)であり、「地上に影を落とす雨雲」(Raincloud Overshadowing the Earth)であり、全ての息をする生き物たちの間の「心の洞穴の中に住む者」(One Dwelling in the Cave of the Heart)です。「貴方」(You)は、「生命の縦糸と横糸を編む者」(Weaver of the Warp and Woof of Life)です。

断片4

私は「悪を食い尽くす者」(The One Who Eats Evil)、「地上の残渣を処分する者」(The Disposer of Earthly Residue)、肉体を離れる時にその中へ全ての者が取り込まれる「不死なる者」(Deathless One)の献身的な信奉者を支える者を称賛します。というのも、我々が地上のものである全てを捨て去る時が、我々が残っているものの全ては風のように境界も無く自由である、純粋で神聖なる霊であることを認識して悟る時がやって来るからです。

私は「悪を食い尽くす者」(The One Who Eats Evil)、「地上の残渣を処分する者」(The Disposer of Earthly Residue)を称賛します。「彼」(He)は「不死なる者」(Deathless One)の献身的な信奉者を支え、どこでもそして全てのものの中に我々と共に在り、それらは「彼自身」(Himself)でないにもかかわらず全てのものが「彼」の内に在り、全てを見そして全てを聞き、全てを知りそして全てを理解するが、「地上」(Earth)に束縛される如何なる者も知る事が出来ず、「彼の」(His)言葉と力を、それらが全ての中に在るようにし、全てのものが安定してつなぎ合わされるように投影する者です。

私は「悪を食い尽くす者」(The One Who Eats Evil)、「地上の残渣を処分する者」(The Disposer of Earthly Residue)を称賛します。「彼」(He)は「不死なる者」(Deathless One)の献身的な信奉者を支え、全てを創造しそしてかくして「彼自身のより偉大なる自己」(His Own Greater Self)となり、世界を「彼自身」(himself)の衣服として纏う者です。

断片5

おお、「偉大なる霊」(Great Spirit)よ、「貴方」(You)がそれを見る様に、私は広大なる地表を見たいのです。私は、種が植物へと成長できるようにどのように種が活気づかせられるのかを、そしてどのようにして家禽が卵から出て来るのか知りたいのです。卵に生命を繁殖させる力を与える為に何が卵に加えられるのでしょうか?

私は「永遠なる源」(Eternal Source)からの息の元に生まれる「貴方の偉大なる体」(Your Great Body)に触れ、全てのものを一歩一歩形作る為に創造しあるいはかたどる「貴方の」(Your)思考を見たいのです。

私は「天と地上」(Heaven and Earth)のつながりを見、それぞれに片手を置きたいのです。私は昨日、今日、そして明日を束ねる筋を、全てが一つであり全体の一部分であることを見たいのです。

私はあらゆる生きている人の約束された場所を見、そしてそれが何故かを知りたいのです。私はあらゆる獣や植物の、そしてあらゆる木やあらゆる飛ぶものや這うものの意図を知りたいのです。

私は、子供たちが遊び、彼らの学びの場へ行く途中に歌うように、子供たちと共に喜びを知りたいのです。私は生と死を見、その神秘を解釈したいのです。私は憎悪の深みと愛の高みを知りたいのです。

私は他の者と共に手と手を取り合って愛の冒険の旅をしたいのです。私はその秘密、その喜び、そしてそれらの影とその沈黙の秘密を知りたいのです。

私は始まりと終わりを知り、それらを繋げるものを理解したいのです。私は一連の年々と日々の首飾りを見たいのです。私はそれら全ての目的を知りたいのです。そして私は、これらすべてを知って、最後に「貴方」(You)を知りたいのです、おお、「偉大なる霊」(Great Spirit)よ!

断片6

おお、「真なる神」(True God)よ、それによって企てる全ての事において価値ある者たちは導かれ、身分の低い者たちにとって暗闇のかがり火の如く屹立する者よ。ぎょっとさせる影が夜に立ち上るので、我々、その信頼を「貴方」(You)によせる「貴方の」(Your)しもべたちに、我々の心に去来する全ての不信や疑いに打ち勝つ力を与えられ給え。我々自身の破滅をやり遂げるための誤った道筋に沿って我々が移動することが無いように、無尽蔵の知恵の泉から我々に水を吸わせ給え。

我々は大変な学識があり、あるいは高い地位にいる人間ではありません。我々は王子たちの間に座するのではなく、この国の中で最も身分の低い者たちの間に居ります。けれども、人々の重荷を背負っているのは我々であり、空腹の者たちに食物を与え、そして未亡人や孤児たちを養っています。痛む背中や疲れ果てた足は我々のものであり、裸の体や空の椀は我々のものです。

より高価な事を心配している者たちは物が豊富にある卓についており、見たところでは不相応な者たちは成功と豊富の内に喜んでいます。得る者は更に与えられ、一方与える者は嘲りにあうのです。

我々はこれらの事を見、そして我々の頭に疑念が沸き起こり、我々はお互いに尋ねます。「何故これが物事の条理であるのか?それは我々の「神」(God)のご意志なのであろうか?」そのあと、我々は嘘偽りなくそして建設的な努力を持って答えを追求し、そして「全ての上なる偉大なる神」(The Great God Above All)が無言のままで居る事は無い。

断片7

おお、「神」(God)よ、我が祈りを聞き給え。というのも、私は私の中の大いなる隠れ家に入り込み、そして取り囲む静寂と静穏からの応答を待っています。私は落ち着かなさと人生の不満足を入口に置いて来ました。私は生命の外部の事への扉を閉じました。

静寂からの囁きに耳を傾けよ、おお、我が魂よ。地上の喧騒を締め出し、永遠の遠い広がりからこだまする柔らかな声に耳を傾けよ。耳を使わずに「真実」(Truth)なる言葉無き声を聞け。より深遠なる目が真っ暗な内部を見る事が出来る様に、肉体の目を閉じよ。

内部の神殿へと入り、そして天上的なる秘密の啓示を待て。肉体感覚的な喜びの現れを要求する、地上的なる騒がしい感覚を締め出せ。そして、全ての外部への扉が閉ざされ、内部の扉が開かれたら、私に話しかけよ。そして私は貴方の声を聞こう。長年に渡る秘密を私に話し、そして我が霊は永遠に満足の内に住まうであろう。それだけを私は願い、それ以上はいらない。それは一つの生涯に充分なものである。

断片8

おお、「高みにて偉大なる者」(Great One on High)よ、我々を憐れみ給え。というのも、我々は肉体を支える為に必要なものの完全なる欠乏によって絶望的に陥れられました。食物も無く、我々の霊は不安であり、我々の心は平安を見出せません。我々は愚かなこと、愉快または虚しい事を望むのではなく、ただそれ無しでは生きていけない物を望んでいるのです。

我々には全てのものが不足しているにも関わらず、我々は顔を「貴方」(You)から背けることはしません。というのも、我々は、「貴方の」(Your)恩恵の前では、全ての人間たちは養われ、「地上」(Earth)は豊かさで満ちている事を良く知っているからです。我々の命を維持するのに必要な物を取り上げたのは「貴方」(You)ではなく、我々自身の似姿に作られた者たち、つまり我々自身の仲間たちなのです。

彼らは、自分たち自身がたらふく食べて満腹となり、そして良い物で膨れているにも関わらず、空腹なる者たちへの肉の提供を、そして喉が渇いた者たちへの飲み物の提供を拒否します。彼らに慈悲深くあり給え、「貴方の」(Your)懲らしめる苦悩をもって彼らを指導し、そして啓蒙し給え。かくして、彼らは、人間には人間が必要である事を知り、各人が他の全ての者たちの兄弟である事を知るようになるでしょう。

人間たちの法令の為に、我々が種を蒔いた場所を他の者たちが収穫し、我々が建てた場所で他の者たちが眠る。それ故に、我々が食事にありついて服を纏い、そして我々の頭を休める場所を確保する事が出来る様に、公正以外の何物も割り当ててはならない。

断片9

おお、「神」(God)よ、「地上」(Earth)と呼ばれるこの大いなる教えの場において、かくも多くの予想外の方法で我々に教える者よ、我々が予見する事が出来ない目的へと課題を整える者、そして我々の吟味を行って我々の能力を測定し、あるいは我々の勇気と誠実さを試す者よ。魂にとって不健康な全てのものを我々の性質から一掃するつらい教訓を我々がより良く理解することが出来る様に、我々に教え給え。我々が不平無く全ての事に耐え、そしてこの唯一の教えの場における厳しい修行の元で我々自身が男らしく振舞うことが出来る様に、我々を強くし給え。我々があらゆる経験から利する事が出来、そして自分の割り当てを嘆き悲しんで時間を浪費する事が無い様に、我々の内部の理解の目を開かせ給え。

我々が知る事が出来る様に、話し給え。我々が招集され定められた場所へ身を置いた時にその衝突を回避するであろう事が無いように、戦線における我々の責務を教え給え。その喧嘩騒ぎにて我々がより強くなるように、逆境のけいこ場において我々を強健にし給え。我々に戦いの日が訪れて、我々の敵の強さを前にして臆病者が逃げる時、勇敢なる者たちが栄光の入口にて戦死する時、我々の場所が最も猛烈に戦たけなわなる場所となり、殴打が最も密集した場所とならしめ給え。

もし我々が怖気づいても、我々が依然忠実でありますように。もし我々が体力を消耗しても、我々が決してたじろぐ事がありませんように。もし我々の時がやって来て、そして猛攻撃の前に転倒するのであるならば、手に武器を持ち、その顔が敵を向いていますように。我々は勝利者が打ち破られ、そして敗者が勝利者となる戦いを戦っています。というのも、ここでは戦いが目的であり、勝利が目的なのではないのです。目的に良く仕える者は、勝利の果実を正当に請求するのです。

我々は勝利をお願いする事は出来ません。が、我々は、もし強くなろうともがけば、強くなるようにとお願いする事は出来ます。我々は無傷であり続ける事をお願いする事は出来ません。が、勇気をお願いする事は出来ます。我々は弱気の内に支えられることをお願いする事は出来ません。が、我々は耐えるべき胆力をお願いする事は出来ます。我々は足元強固に、厳めしい顔つきで敵に向かっています。邪悪な軍隊が我々の周囲を取り囲んでいますが、我々が勝利の元で休息するようになるまで、我々は結束した軍で前へと押し寄せ、我々の前に居る者たち全てを支えます。

おお、「神」(God)よ、「霊たちの間の至高なる者」(Supreme Among Spirits)よ、この闘争において我々を見守り給え、というのも、我々は「貴方の」(Your)子だからです。

断片10

これは我が祈りです、おお、「偉大なる霊」(Great Spirit)よ、我が祈りを受け入れ給え。おお、「純粋なる真実の領域の住人」(Dweller in the Pure Region of Truth)よ、我に聞き入り給え。おお、「偉大なる知恵の泉」(Great Fountain of Wisdom)よ、我に聞き入り給え。

おお、「聖霊にして魂の沈黙の慈悲」(Comforter and Compassion of the Soul Silences)よ、我に聞き入り給え。私、「貴方の」(Your)子は、信仰と謙虚さを持って貴方の元へとやって参りました。

二つの領域の間にある「壮麗なる聴衆の間」(Glorious Audience Chamber)への我が霊の入場を認められ給え。

私、「貴方の」(Your)子は、信仰と謙虚さを持って貴方の元へとやって参りました。おお、形状を保つ光線の「至高なる源」(Supreme Source)よ、私に傾聴を賜り給え。おお、「巨大なる太陽の円盤」(Great Solar Disk)の背後にある「天界の玉座」(Celestial Throne)に座する「偉大なる者」(Great One)よ、我に聞き入り給え。貴方「偉大なる神」(Great God)、人間たちの肉体の「主」(Master)に全ての礼賛を。私、「貴方の」(Your)子は、信仰と謙虚さを持って貴方の元へとやって参りました。我があらゆる思考や行為は「貴方」(Your)への奉仕として捧げられております。これらの事は我が心の中にはっきりと書かれており、単なる私の口からの風の一吹きではありません。

断片11

我が心の「主」(Lord)よ、私は傾聴の聖堂を前にし交信するための沈黙の状態で立っているので、今私を聞き入れ給え。「貴方」(You)は山々の隆起以前に存在した「偉大なる者」(Great One)であり、人類の幼少期に陸地と海を引き裂かれました。

というのも、「貴方の」(Your)見地では、一千年の年の大きさは昼の盛りの一時間の様であり、あるいは夜の涼しさにおける見張りの様です。「貴方」(You)は「永遠の時間を刻む者」(Timekeeper of Eternity)、そして「悠久なる時間の管理者」(Warden of Ages)です。

「貴方」(You)は、穀物が収穫の時に刈り取るように人間たちを刈り取り、洪水の水が国土を浄化するように人間たちを一掃します。というのも、人間は野草と比べるようなものであり、朝には元気いっぱいに生育し、朝露の玉で陽気に飾り立てられ、夕間暮れには切り落とされ、夜にはしぼみます。

もし人間たちが時間単位で生き、各時間を定められた仕事で充足するのであるならば、一日は重要なものではないでしょう。

断片12

「非常に恐ろしい伝令」(Dread Messenger)が貴方を求めて呼ぶ時、準備不足で覚悟の出来ていない状態の貴方を彼に見つけさせてはならない。最後の時、それは確実にやって来るに違いないが、素晴らしい言葉を披露する機会は無いであろうし、何も彼の傲然とした命令を遅れさせる事は出来ない。その時、貴方が大事にして保管して来た全ての所有物は無価値となり、そして貴方が自分と共に持っていく事が出来るであろう物の全ては貴方の内面に形成して来たものだけとなるであろう。

「まだ早い。私はまだ若い。」という愚か者の間に数えられてはならない。死は老人と同様に乳児を要求し、そしてそれについて貴方は熟考すべきである。貴方の未来の財産を良く考える事だ。

ここにおいて、貴方は自分の未来の住居の設計者であり、ここで用意した計画がもう一つの場所で実行される。「地上」(Earth)は種蒔きの場であり、「天」(Heaven)は刈り取りの場である。

ここにおいて、貴方は彫像をのみで掘る彫刻家であり、壺を形作る陶工であり、柱を刻む建具師である。貴方自身の未来の形や見かけよりも貴方の関心と注意に値するものとして、地上に何があるであろうか?

貴方は向う見ずに切り倒し、強情に切断するのか?貴方は不注意に柔軟な粘土を連打し、軽率に窯焼き前の壺を形成するのか?貴方は正しい思考を持って色を混ぜるのか?

この大いなる仕事場でどんな種類のものを貴方は形作っているのか?燦然たる光輝を纏ったうっとりする程美しい存在か?あるいはその相応しい住居のヘドロの中で身悶えする以外は何もできない、ぞっとするような汚れた悪鬼か?

誰にあてて貴方は自分の思慮分別を称賛し、あるいは貴方の先見の明の欠落を呪うのか?誰が、貴方の自己の眠った子供を優しくそして責任をもって取り扱うことを、貴方に強制する事が出来るのか?あるいは貴方が不注意にあるいは強情にその未来の安寧に対する全ての希望を破壊することを防ぐことが出来るのか?

断片13

水辺の全ての都市よ喜べ。国土の全ての人々よ楽しくあれ。というのも、素晴らしい事がやって来て起こる。見よ、敵は混乱して散り散りとなり、もはや居らず、敗走し、勝利は我々と共に在る。

全ての賞賛を我々の「統率する主」(Commanding Lord)へ。「偉大なる指導者」(The Great Leader)に万歳、国土の「力の源泉」(The Source of Power)に万歳、栄光の内に永遠に生き給え。おお、「強力なる戦士」(Mighty Fighter)よ、我々を「貴方の」(Your)偉大さの影に休ませ給え。我々を「貴方の」(Your)影の元に住まわせ給え、「貴方の」(Your)右腕の保護の元に。

「貴方」(You)は我々に、我々が再び思い出せると考えもしなかった事を与えられました。人々は平穏に座し、お互いにのんびりと話をしています。彼らは軽い足取りで四方八方に歩き回り、そしてその頭は高く掲げられています。人々は同胞の目を目て、彼らを_注2する者は居りません。彼らは恐怖の影から解放され、彼らの中で確信が一新されました。

要塞は最早戦士たちで溢れかえっておらず、全国土を通じて喉が渇いた者たちへ井戸が禁止されることも無く、水がある所では全ての者が自由に飲むことが出来ます。人々は荒野を横切って行ったり来たりし、交易の重荷を運び、そして誰も略奪する為に彼らに襲い掛かる者は居りません。人々は寂しい道に沿って平穏に旅をし、そして誰も強盗する為に待ち伏せする者は居りません。交易商たちは不毛な土地を横切り、悩まされることは無く、誰も彼らに手向かいする者は居りません。

通信文の運び手たちは最早急かされて動き回る事も無く、顔を青ざめ怯えて、彼らは最早悲しみに沈んだ便りを運ぶ事も無く、彼らは最早恐怖の言葉を運ぶ事も無くなりました。彼らの到来は最早膝の震えや腹の下りをもたらす事もありません。今や通信伝達者たちは日陰の場所でぶらぶらとし、夜警が呼びつけるまでそこに滞在しています。というのも、彼らが運ぶべき言葉に緊急さがないからです。戦士たちは休み、彼らの危険な日々は終わりました。弓、剣、槍そして盾は武器倉庫にしまってあります。女たちは自由に歩き、陽気に話をします。というのも、彼女らは恐怖の影に覆われておらず、乱暴の恐怖の為に震える事も無いからです。境界の監視者たちの顔は、最早不眠の為にげっそりとする事も無く、彼らの目が疲労し用心の為に目が赤くなる事もありません。全土を通じて、満足と落ち着きがあります。

牛の群れは大きく艶があり、それらは最早緊張したり落ち着かない事はありません。羊の群れは満足そうにその緑色の牧草地で牧草を食んでいます。家禽たちは最早警戒して騒ぎ立てず、地面をお互いに追い立て合いながら良くじゃれて小競り合いをしています。男たちの声は最早鬨の声でしゃがれてはおらず、その代わり、銘々が指定された仕事に精を出しながら歌っているのを聞く事が出来ます。自分たちの身内の死を悼む女たちの悲痛な嘆き悲しみは最早聞こえず、未亡人たちが声明を出す事もありません。農夫は満足して種を蒔き、種を蒔く所ではまた収穫があるであろう事を知っています。彼は自分自身の収穫があるであろう事を最早疑いません。

「神」(God)の顔がもう一度我々に向かって好意を持って傾かれ、より劣った神々でさえ再び好意を持ってこの国を見つめる。「サク」(Saku)の治世は終わり、彼は最早人々の生活に影を落とす事は無く、全ては二つの国において申し分ない。

断片14

我々は、喜びに溢れ感謝に満ちた心で我々自身の「神」(God)を称賛します。「彼」(He)は「彼自身を」(Himself)我々にお示し下さいました。「彼」(He)は「彼の」(His)良い時期に再びやって来られるでしょう。全ては我々にとって申し分ありません。「彼の」(His)願望は緑色の成長するものたちをもたらし、そして国土はその陽気な外皮にて覆われています。「彼の」(His)手は星々を導き、「彼の」(His)精神は「地面」(Earth)の上を飛ぶ全てのものを、そして地表を歩きまたは這う全てのものを含みます。

我々は、「貴方を」(You)賞賛します、その形態が非常に多様である「偉大にして永遠なる者」(Great Eternal One)よ。我々は「貴方」(You)を前にして地面に口づけをします。人間が崇拝する全ての神聖なる存在や神聖なる物は、「貴方」(You)を理解するところの無知の雲を通じた彼らの手探りの現れに過ぎないのです。彼らを憐れみ給え。というのも、彼らは暗愚と秘密の中へと生まれたのですが、その心は善良なのです。

日々「貴方」(You)は人間たちの注意の為に何か新しいものをもたらし、彼らの前に解明すべき問題を置かれます。人間たちの性質は常に安逸と消極さの道へと彼らを傾けるので、彼らは本当に有益なものを避けがちになります。それ故に、「真実」(Truth)へ向けた彼らの進歩の為に最も良く適合する方法で、人間たちを御取り扱い下さい。

断片15

命も愛も「厳格なる入口」(Grim Portal)にて終わるものではない。二つの魂の間の不可視なる結合の強さは、死の後においてさえ彼らを結びつける。全ての内で最も強い結合は、誠実なる、真の、そして変わらぬ愛である。そのような愛は苦しい試練や苦難にも耐えるのである。

もし貴方が愛する者が「西方の門」(Western Gates)を通って「大いなる永遠の間」(Great Halls of Eternity)へと旅立ったならば、「真実」(Truth)の言葉によって慰められよ。次の事をその時貴方は知るであろう:「厳格なる入口の守護者」(Guardian at the Grim Portal)は、恐ろしい存在などではなく、より栄光ある日の朝まで貴方が寝ている時に、優しく世話をする憐み深い同行者なのである。その時貴方は目覚めさせられて、以前の仲間たちと共により大きな冒険へと旅立つであろう。

断片16

死に際して、貴方は地上に在りし頃に無い程に、より大いなる者となる。というのも、今や気さくな霊たちが貴方の為に哀悼するからである。彼らは貴方の為に自分の剥き出しの肉を叩き、彼らの前腕を叩く。彼らは(他の者を抱きしめているので)彼らの髪に涙を流し、そして自分たちの頭に土を投げかける。

けれども、彼らの言動が素直だとして、彼らは落胆するのではなく、彼らは悲しまされるのではない。沈黙から聞こえて来る声があり、「彼が行くのであるならば、彼は戻って来るだろう。彼が眠るのであるならば、彼は目覚めるであろう。そして、彼が死ぬのであるならば、彼は生きるであろう。」と言う。

貴方は我々から永遠に行ってしまう事が出来ますか?いや、我々自身の行いで我々が発って違った地域に住むのでなければ、貴方は死んでおらず、我々にとって失われてはいない。

私は落胆させられてはいない。貴方は今や永久不変の星々の向こうにある「大いなる場所」(Great Place)に居ます。貴方は不死の地平線を越えて行き、今や栄光の道に沿って直立して歩いています。未だ来ぬ将来の日々に、我々がそこで会いますように。万歳、おお、「栄光なる者」(Glorious One)よ!

断片17

私が判決を聞いた時に私が一人ではないように、私が「査定者たち」(Assessors)の前に出る時には我が傍へ。もし私の目が見る事が出来ないのであるならば、秤について私に教えて下さい、私に好ましい風に秤の目盛りは下がっていますか?

おお、「守護者なる神」(Guardian God)よ、我が為に暗黒を軽くし、そして邪悪で欠点たる自分自身の行為によって編まれた網の目から我を救い出し給え。「貴方」(You)は我が強さであり支えです。「貴方」(You)に対し、私は捧げものをし、「貴方を」(You)私は全てに勝って崇めて参りました。

そこでは、私は嘆いていて、そして私と共に待つ者は居ないと言って差し支えありません。私には慰める者もなく、独りであると言って差し支えありません。それ故に、私の試練の時に私をお見捨てにならないで下さい。私の傍に立ってください、おお、「守護者なる神」(Guardian God)よ。もし私が悲しむ者たちの間に数えられるのであるならば、慈悲と憐みをもって私をご覧ください。そして、私が見捨てられるのであるならば、水、パンそして油を持って私をお支え下さい。

断片18

私は「全ての神々の上なる偉大なる神」(Great God Above All Gods)である我が「神」(God)への栄光の言葉を歌い、そして私の口から発する言葉は全ての物の上に高められます。それらの言葉を持って、私は「神聖なる場所」(Sacred Place)、「神の隠されたる聖域」(His Hidden Sanctuary)の静寂の中に在られる「神」(Him)を讃える所存です。「神」が全ての人間たちの前にうたわれるであろう日まで「神の威厳」(His Majesty)注3がその名誉を汚される事無く、そして「神」(He)が見捨てられる事が無い様に、それらの言葉は我が「神」(God)を賛美するでしょう。

捧げられた心の常に愛のある思考を持って、私は「神を」(Him)賛美します。ちょうど太陽が喜ばしそうに日中の空へと昇るように、私へ生命を与え、そして日々それを新たなものとし給う「神」(He)に向かって我が心は昇ります。

「神」(He)は偉大であり、「神」(He)は強大であり、「神」(He)は栄光に満ちています。「神」(He)は大河を流れるようにし、二つの国土の全ての人々を養うようにされました。その川は疲れ果てたり、その下流への流れを止める事はありません。それは永久不変に新たなものとなるのです。

ちょうど大河が絶え間なくそして力強く不毛な荒野を流れて、その途中で緑の生命を授けるように、私の生命の川も地上を通って流れ、邪悪さの砂を食い潰させ給え。

私を死すべき定めたる足枷から解放し給え。私を拘束し、私を閉じ込める重い肉体の覆いを緩め給え。ハヤブサがその翼で自由に浮遊するように、私を上なる光輝の中へと自由に昇らせ給え。私が歌っている間、私の歌の旋律が中断させられる事が無く、物語がその完結を前に終わる事が無い様にし給え。

おお、我が「神」(God)よ、私を暗愚なやり方から遠ざけ、そして我が霊が正義の光の中で喜ぶ様にされ給え。

「貴方」(You)への賛美を、「偉大なる神」(Great God)、「真実の主」(Lord of Truth)、その永遠なる玉座が人間の限界の背後に秘匿され、物を存在へともたらす命令を発し、人間が自分自身の性質を理解する事が出来ないようにかくも不思議に人間を作られ、困窮した者や囚われ人の呻きの叫びを憐みをもって聞き届ける者よ。

全てが、内部の永久不変なる霊、本当の自己、私から分離することが出来ない全ての思考の座に挨拶します。私は自分の注4魂が永遠であると偽りなく呼べる者です。というのも、私は「覚醒したる者たち」(Awakened Ones)の一人であり、やっとのことで「輝かしい幻」(Splendid Vision)を獲得した数少ない者だからです。私は地上的なる存在の暗黒の中に「真実」(Truth)の明るい閃光を見て来た者であり、私は自由であり、栄光を与えられています。

私は歌いましょう、貴方が、世俗的な目を持つ者たちが決して達する事が出来ない、ほとんどの者が「選ばれし者」(Chosen One)として来ることが出来ない「貴方の隠されたる場所」(Your Hidden Places)の孤独の内にて賛美されることが出来ますように。そこでは、我々は昔の歌を歌いましょう。我々は「貴方の」(Your)やり方、そして「貴方の」(Your)法について歌い、それらは永遠に変わる事がありません。

断片19

「天界」(Heaven)そして「天界の向こうの多くの天界」(many Heavens beyond Heaven)、「地上」(Earth)そして「地上の向こうの多くの地上」(many Earths beyond Earth)は、「神」(God)の思考と力によって支えられている。それらは「神の」(His)永久不変なる栄光の記念碑の如きである。全ての動いて息をする生き物は、生命の住居にその場所がある。人間は「永遠の間」(Eternal Hall)において最も大きな喜びを見出し、それ故に貴方の心を地上的な所有物に向かわせない事だ。

ここでは、人間は100年の人生を望むことが出来、そしてそれを獲得する事も出来る。しかし、もし引き延ばされた日々が魂を高めるのでないのであるならば、それが何の利益となろうか?恐怖につかれた暗黒の世界があり、地上で神へ向かう人生を拒絶する者は誰でも、確実にそこへ住むであろう。彼らは悪魔の性質にあずかる為に下って行き、惑いと破滅の暗黒の中へと下っていくのである。

魂は、動く事無しに、思考よりも素早い翼で飛ぶ。魂は感覚の背後と向こうに位置する。魂は既知の注5物事の中で作動する「理解する者」(Knower)である。人間の霊は一連の行動を辿って生命の海へと運ばれる。霊は永久不滅であり、それは近くかつ遠く、それは全ての内にあり、そしてそれは全てを包含する。

自分自身を全ての物の内に見出す者、そして自分自身の中に全ての物を見出す者は覚醒している。彼は惑わしを超越しており、無益な悲しみの到達範囲外なのである。

断片20

私は「啓発されし者」(Enlightened One)たる「ハリュー」(Hahrew)であり、「二度生まれし者」(Twice Born)注6たる「ハリュー」(Hahrew)である。自分でもって暗い海を渡ったので、他の者たちを渡らせている。恐れから解放された存在なので、私は他の者たちを恐れから解放している。制限される事が無いので、私は他の者たち制限を緩和する。

道を知っているので、私は他の者たちにその道を示す。道を歩いてきたので、私は今や他の者たちをその道に沿って案内している。私は「啓発されし者」(Illuminated One)であり、耳の開き具合、目の鋭さである。私は「法」(Law)を知る者であり、私は神の定めを維持する者である。

私は、その肉体が労苦や悲哀で曲げられた全ての者たちの生気を回復させよう。私は、その魂がしおれて歪められた者たちの助けに取り組み、そして彼らを強くする支えを与えよう。私は、三重の濃い霧の存在によって惑わされている多くの者たちの目を開こう。

私に聞きなさい、無知のくびきの元で骨を折る全ての者たち、絶望の暗がりの元で苦しむ者たちよ。私は「やがて現れる者」(Forthcoming One)であり、「舞い戻りし未来の者」(Future One Turned Back)である。私は「法の中の霊」(Spirit Within The Law)である。

私は「啓発の声」(Voice of Enlightenment)、全ての人間たちの友愛を宣する者である。私は他の者に対するように、一人の者に対する。私は「ハリュー」(Hahrew)である。

断片21

おお注7、生命を与える太陽よ、「神」(God)の手細工よ、神々しい炎の投射、「天界」(Heaven)の熱、日中の光、単独なる昼間の光輝よ、そなたの明るさの背後にある隠された形を私に見させよ。というのも、そなたの中の霊は我が霊のようでさえあるからだ。

かくして、私は、そなたへ命令し、そして私が祈る所の我が「神」(God)の性質を理解するようになるかもしれない。「真実」(Truth)の娘の美しい顔は、その黄金の仮面の裏に隠されている。おお、光の霊よ、ちょっと軽くその帳を横へ引いてくれ、私が見る事が出来る様に。

人間たちの間の誰が、自分自身の悪行を知るのに、あるいは自分自身の誤りや愚行を明瞭に見るのに十分賢明でありましょうか?人間たちの目は鈍くて(行くべき)道は細く、故に道を迷うに難くない。それ故に、おお、我が「神」(God)よ、全ての隠された悪行や誤りから私を遠ざけ、そして私がいともたやすく屈服する誘惑の力から私を遠ざけ給え。

私は我が心の反乱を知っており、そして我が邪心は常に我が目の前にあります。にも拘らず、どれだけ多くのものが私の目に見えない事でありましょうか!私は「貴方の」(Your)命令と「法」(Law)の制限に激しくぶつかって来ました。私は自分自身を傷つける愚か者です。

私は恥じ入り、自分の愚かさに顔を赤らめます。私は、自分の腕が悪さをする時には、指を切断する男の様です。我が心を清めて我が霊を強くさせる為にお助け下さい、我が霊がその上の私自身の苦しみに耐える様に。私は自分が正しい事や悪い事をしていると思います。というのも、聖なる巻物に書かれた「貴方の」(Your)言葉に対して注意深く勤勉に耳を傾けて来なかったからです。

おお、我が「神」(God)よ、私が長い間献身をもって崇拝して来た者よ、「貴方の」(Your)光輝の大いなる高みから傾かれ、そして「貴方の」(Your)疲れ切ったしもべへ向けて助けの手を差し伸べ給え。「貴方」(You)を信頼する事によって、私は甘みのある草の牧草地と、安らかな閑静の穏やかな水辺から発ち、そして「永久不滅なる君主たち」(Everlasting Lords)の面前へと進みましょう。私は暗き墓から消え去り、「貴方の霊」(Your Spirit)のほとばしりで元気を回復し立ち上がりましょう。私は「貴方の」(Your)力強い手を握りしめ、そして「真実」(Truth)の道に沿って導かれるでしょう。かくして、私は道に迷う筈がなく、そして寂しい場所が私を要求することはありません。

確信と信頼の内に、私は「査定者の法廷」(Court of Assessors)の面前に私の場所を確保しましょう。「貴方の」(You)光に導かれて、私は「暗黒なる場所」(Place of Darkness)の傍を安全に通過し、そして潜む者たちは私に何の危害も加えないでしょう。我が信頼は「貴方」(You)の内に在り、そして私は潜む者たちを過ぎて安全にやって参りましょう。私は全ての地上的なる疲労から解放され、そして我が霊は栄光の内に輝き放つでしょう。私は「光輝の場」(Place of Brightness)に立ち、そして「神々しい者たち」(Glorious Ones)がさわやかな水を携えてやって来るでしょう。私は味の良い食物に事欠かず、そしておいしい物が豊富に私の為に注がれるでしょう。


脚注

注1:原語は"0"(数字のゼロ)。これは"O"(大文字のオー)であろう。

注2:原語は"josde"。"to"+不定詞(形容詞句)の構文なのでこれが動詞の原形なのであろうが、このような動詞は英語には存在しない。誤植としても元の言葉を全く推測することが出来ず、降参。

注3:"His Majesty"を直訳すれば、「陛下」となる。しかし、神に人間のような陛下というような故障は用いないであろう。より直訳的に「神の威厳」と訳出した。

注4:原語は"bis"。これは"his"の誤植であろう。

注5:原文は、"things mat are known."。"mat"を"that"と解釈した。

注6:原語は、"Twice Bom"。これは"Twice Born"の誤植であろう。

注7:原語は"0"(数字のゼロ)。これは"O"(大文字のオー)であろう。

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