第二十三章 歌の書からの賛歌 その四 副題:レワ(Rewa)の賛歌

私はここに居ります。私は「貴方のもの」(Yours)です。私は「貴方の」(Your)賛美を歌います。踊りに加わって下さい。おお、僧侶と尼僧たちよ。踊りに加わって下さい。おお、「空を旅する者たち」(Skytravellers)よ、その光線の力で地上を包む者たちよ。踊りに加わって下さい、おお、見知らぬ者たちよ。我々の捧げものと挨拶を御受けになり、我々の献身を御受けになり、そしてそれらを成功裏に有益なものとなさせ給え。

月の方向へあちこち移動されよ、おお、僧侶と尼僧たちよ。邪悪さを踏みつけられよ。偽善を踏みつけられよ。あなた方の足で悪意と憎悪を踏みつけられよ。フルートを鳴らされよ、笛を吹かれよ、ベルを振られよ。さあ、自尊心のある頭を踏みつけられよ、「欲望の汚れたる悪鬼」(Foul Fiend of Lust)を踏みつけられよ。保護壁の中で旋律と音楽が私のまわりに響きます。私は落ちぶれし者たちの上に浮かび上がる者です。

万歳、おお、「監督する、全てをお見通しの力」(Overlooking, All Seeing Power)よ!私は「貴方のもの」(Yours)であり、私は「選ばれし者」(Chosen One)です。私は力を賜り、私は三度力を賜っています。私は「神聖なるエキス」(Sacred Essence)で満たされています。私は一杯の至福のご相伴にあずかって参りました。私は純粋であり、私は純粋であり、私は純粋です。

私は「東方」(East)の光、「全てを包み込む愛」(All Embracing Love)の矢を見ます。私は「南方」(South)の光、「全てを慰める博愛」(All Comforting Benevolence)の矢を見ます。私は「西方」(West)の光、「永久不変なる希望」(Everlasting Hope)の矢を見ます。私は「北方」(North)の光、「全てを慰める満足」(All Consoling Comfort)の矢を見ます。黄金の弓に私の希望の矢を放たせ給え。私は静かであり、私は「神に捧げられた大枝」(Hollowed Limbs)を崇拝します。

「天界の軍勢」(The Heavenly Hosts)が参集する、飛翔する燕のように、土砂降りをもたらす嵐雲のように。「神聖なる社」(Sacred Shrine)の前で、私は我が力を新たにします。私は、魂を貪る煩悩、魂を台無しにする非行といった全ての肉体的な情欲から、全ての地上的なる願望から自分自身を自由にします。

今や私は非実在の内に在る実在の虹色に彩られた光輝を目にします。今や私はかつて真実ではないものとして見、真実ではないものとして聞いたところの真実を見ます。私は我が肉体によって欺かれ、我が感覚によって惑わされていました。今や私は助力無き人間の目によっては見ることが出来ないものを見ます。私は人間の聴覚を超越したものを聞きます。

おお、「偉大なる者」(Great One)よ、おお、「燦然たる者」(Radiant One)よ、おお、「永久なる理解者」(Timeless Knower)よ、おお、「限り無き観察者」(Limitless Viewer)よ、おお、名状し難き美の形を持つ「荘厳なる者」(Majestic One)よ!私は「貴方」(You)と帳を通してお会いし、私は永遠の反映を一瞥して参りました。私は自由です。私、「貴方の」(Your)子は、「貴方」(You)を前にして謙虚にお辞儀します。「主」(Lord)よ、我が心は純粋です。私は、私の右の隣人や左の隣人に対して誠実である事を宣言します。私は肉を見、鼎を見、ナイフを見ています。全ては整いました。来たれ、善意の霊たちよ、炎の周囲に集まられよ。椀の上で忙しく手を動かし、召しあがられよ。

如何なる望みの形でも現れる力が備わっている者たちへは、来たれ、歓迎されし客として来たれ。「畏怖の場」(Place of Awe)を前にして、私は怯まずに立っています。というのも、悲しみや恐怖を抱くほどに呪われた者たちは、その障壁の中へと近づく事が出来ません。彼らは、陰鬱なる深淵から上がって来る者たちは、その場の外で妬みの憎悪を持って待ちます。呪われた不浄なる霊どもよ、立ち去れ!おお、自分を台無しにしたる者どもよ、立ち去れ!

おお、「偉大なる代表者」(Great Representative)よ、中庭は清められています。私は今炎のような光輝を目にしています。兄弟姉妹たちよ、あなた方もまた、それが見えますか?私には、ちょっとの短い間帳を脇へ引きはがされた「燦然たる聳え立つ者」(Radiant Risen One)が見えます。私は圧倒的なる光輝のものを見ています。香を持ってきて下さい、水を持ってきて下さい、塩を持ってきてください、そして奉納する炎を持ってきて下さい。

Copyright© 2015-2022 栗島隆一 無断複製・転載を禁ず